塗料には様々な原料や種類があります。塗料(ペンキ)には様々な種類があり、使用用途により使い分けが必要となります。また、樹脂の種類で価格が変わったり、持ちが変わったりと塗料は奥が深いのです。
塗料の主な原料
①樹脂‥‥塗膜を形成する主な原料で、この樹脂の種類でグレードが決まります。
②顔料‥‥塗料に色をつける原料で、塗膜に厚みをもたせるのも顔料の役割です。
③添加剤‥‥塗料や塗膜を安定させて、塗装作業をしやすくする役割があります。
④溶剤‥‥‥樹脂を溶かしたり薄めたりする液体です。水性塗料の場合は水にあたります。
外壁が劣化すると、外壁は水を弾かず保水性を持つことになります。その保水性が、藻やカビ、また、大気や雨の汚染物質が付着しやすくさせます。緑色は、藻が繁殖している現象です。 黒色は、黒カビで、藻の死骸を栄養分として繁殖する、連鎖現象です。この症状がでていたら、塗り替え・メンテナンスを考える時期と言えます。
塗料(ペンキ)のグレード(樹脂の種類)
アクリル樹脂
〔耐久年数3年~5年〕とにかく低価格な塗料。耐候性(耐久性)が低く外壁や屋根ではあまり使用しない塗料です。当社ではおすすめしておりません。
ウレタン樹脂
〔耐久年数5年~7年〕耐候性(耐久性)がある程度あり、膜厚に塗りやすく透湿性がある特徴。価格はシリコンとさほど変りません。
シリコン樹脂
〔耐久年数6年~8年〕耐候性(耐久性)があり、酸やアルカリに対する抵抗性や耐熱性に優れているのが特徴。品質に対して価格がお手頃な為1番人気です。
ラジカル制御型
〔耐久年数7年~9年〕紫外線による塗膜劣化対策「ラジカル制御」技術によりシリコングレードを超える非常に優れた高耐候性があります。
フッ素樹脂
〔耐久年数8年~10年〕高価だが耐候性が非常に優れていて、光沢感があり汚れにくいのが特徴。光沢を長持ちさせたい方におすすめです。
無機系塗料
〔耐久年数9年~12年〕ラジカル制御技術にセラミックハイブリッド技術を融合することで、フッ素樹脂塗料を超える高耐候性を実現しました。
塗料の種類やグレードまとめ
いかがでしたか?色選びも大切ですが、それ以上に塗料の選定が大切です。
適材適所で塗料を選ぶのはもちろん、次回の塗り替えサイクルまで計算して塗り替えを考えましょう。
当社ではそれも含めて、塗り替えのご提案をさせていただきます。
この記事を書いた人Wrote this article
Sou Kikuya 男性
苫小牧市沼ノ端出身。ニックネーム「ボス」1児のパパで株式会社カラーズペイントの代表取締役。中学校卒業後すぐに塗装業界に入り、現在も塗装職人として現場で活躍中。住宅塗装は「みんなに観られる、形に残る」すなわち、作品を作るプロのアーティストです。プロとしての誇りを持っている「ボス」に塗装のことならなんでも聞いてください!