11月も中旬に入りましたが今年は遅い初雪となった道内、住まいの冬支度はお済でしょうか。

今日は住宅における気になるサビについてのお話です。

サビとは、鉄が空気や水に触れ酸化することで発生する金属の腐食です。

年月の経過とともに金属の表面の塗膜の劣化が進み、鉄がむきだしになることで空気や水分に触れ,、酸化しサビが発生します。

見栄えだけではなく金属の強度を弱めてしまう錆の発生を抑えるために欠かせないのが錆止め塗料です。

[錆止め塗料とは?]

錆止め塗料とは、金属の腐食を防ぐために表面に塗布する塗料で、防錆(ぼうせい)塗料、防銹(ぼうしゅう)塗料、さび止めペイントとも言われます。

錆止め塗料を塗ることで表面に塗膜を形成し、サビの原因となる空気や水を遮断することでサビの侵食を防ぐことができます。

(下地処理)

また、錆止めの効果を十分に発揮させるには、塗装前に下地の種類や状態に合わせ適切な下地処理を行わなければなりません。

塗料の密着をよくするための目荒らしを施したり、やすりやブラシなどで汚れやサビを落とすケレン作業や高圧洗浄、サビの度合いによって補修や溶剤脱脂処理、バイオ洗浄といった素地調整など手作業による丁寧な下地処理は手間がかかる作業ですが、金属の腐食を防ぐためには最も重要な工程です。

近年では、レーザーの技術でサビを弾き飛ばし除去するクレーザーという革新的なものが開発され注目を集めています。

金属は光を反射しますが錆びると光を吸収しやすくなるという性質や、塗装業で使用するグラインダーの高速回転をヒントに広範囲への光レーザーサビ除去を実現可能にした開発に感銘を受けました。頑固なサビに一度使ってみたいものです。

[錆止め塗料の用途]

サビ止め塗料を使用できる素材には、鉄、鋼材、亜鉛メッキ、アルミ、ステンレスなどがあります。

公園の遊具も鉄塔も電車も私たちの周りに多く存在する金属は定期的な点検と修繕によってサビ止め塗料を施し保護されています。

塩分を含んだ海風にさらされる金属に過酷な環境における橋もメンテナンスにより錆止めが施され長期にわたり維持されています。

身近なところでは、毎年冬道に撒かれる融雪剤が鉄製の自動車の錆びる要因になることが問題視されていることから、北国では下回りに防錆塗料を塗布することで車をサビから守ります。

路面凍結を防ぎ安全に走行するために必要不可欠な融雪剤ですが、原料が塩のため鉄の腐食進行を加速させ錆びを発生しやすくしてしまいますので定期的な防錆対策が必要です。

住宅では、トタンなどの金属屋根、破風、鉄骨階段、鼻隠し、水切り、鉄扉、フェンス、柱、車庫、物置、ホームタンク、ゴミステーションなど、腐食が進み強度の低下から改修や取替え工事というコスト負担増という結果に陥らないためにも定期的な塗り替え実施で維持できるのが好ましいです。

[錆止め塗料の種類]

錆止め塗料では、よく使用される主流のエポキシ樹脂をはじめ、油性、合成樹脂、フェノール樹脂、エッチングプライマー、ジンクリッチプライマー、アルキド樹脂などがあります。

鉛系やクロム系は現在では、有害性の観点から使用されなくなっています。

[まとめ]

鉄をサビから守る為には、適切な下地処理と錆止め塗装で定期的な塗り替えにより表面を保護することが最善の解決策です。

錆止めの効果は時間の経過ととも低下していくもので永久に持続することはありません。

金属を含まない部位にも雨や風の影響によって移るもらいサビが発生することもありますので、海浜部など飛来塩分量が多い住まいではとくに注意が必要です。

防錆塗料の塗り替え時期は3年~5年、塗装の塗膜劣化の前兆として、光沢の消失がみられたりチョーキング現象が起こりますので、色褪せてみえたり、触って粉が手に付着するようなら劣化が進行しているといえますので塗り替え塗装を実施する目安にしてみてください。

またご連絡頂ければ無料点検承りますのでお気軽にお申し付けください。