
そもそも「ラジカル」とは?
塗料に含まれている「顔料」の主成分である「酸化チタン」。その「酸化チタン」と酸素や水、紫外線などが反応することで発生する劣化因子の事を「ラジカル」と言います。その「ラジカル」が発生することで塗膜はどんどん劣化していきます。簡単に言えば、塗膜が劣化する原因は、この「ラジカル」の発生が原因になっています。
このラジカルを制御することで酸素や水・紫外線から塗膜を守る強靭な塗膜を形成することに成功したのが、日本ペイントの「パーフェクトシリーズ」です。
2つの効果でラジカルを制御!

①高耐候酸化チタン
酸化チタンの改良を繰り返し、開発された高耐候酸化チタンはラジカルの発生自体を抑えます。また、それでも発生してしまったラジカルをバリヤーで封じ込めてしまいます。
②光安定剤
この光安定剤が高耐候酸化チタン・ラジカルバリヤーを安定させます。また、発生してしまったラジカルを捕まえる機能があるので、ラジカルを抑制できる訳です。
この2つの効果で開発された「ラジカル制御」と言う技術が、ラジカル制御形塗料の紫外線に強い強靭な塗膜を形成しています。まさに日本ペイントの技術の結晶と言うべき塗料だとおもいます。
「ラジカル制御形」はシリコングレードを超えた?

ラジカル制御形は新グレード?
塗料の樹脂のグレードは今まで、【アクリル樹脂⇒ウレタン樹脂⇒シリコン樹脂⇒フッ素樹脂】となっていましたが、この「ラジカル制御形」が新たに加わり【アクリル樹脂⇒ウレタン樹脂⇒シリコン樹脂⇒ラジカル制御形⇒フッ素樹脂】と変更になりました。これにより、塗料のグレードが5種類に増えたことになります。
認知度はまだまだ?
「ラジカル制御形塗料パーフェクトトップ」は2012年に発売されていますが、2017年現在まだまだ一般には浸透していないのが現実です。とても優れた塗料ですが、実績が少ないのがこの塗料の最大のデメリット。実際、パーフェクトトップをまだ扱ったことがない施工店も沢山います。ですが、日本最大手の塗料メーカーの日本ペイントが開発した「ラジカル制御形塗料パーフェクトシリーズ」の実績は時間が解決すると考えています。
グレード以外にも優れた性能・メリット。
価格が安い!
フッ素樹脂の下に位置する「ラジカル制御形塗料」ですが、価格がシリコン樹脂とあまり変わらないのが最大のメリット!費用対効果で考えるなら迷わずこの塗料を選ぶべきだと思います。
下地を選ばない・高作業性!
パーフェクトトップシリーズには下地に合わせて4種類の下塗り塗料が用意されています。コンクリートやモルタル壁には「パーフェクトフィーラー」。窯業系サイディングには 「パーフェクトサーフ」。金属系サイディングには「パーフェクトプライマー」。住宅用化粧スレート屋根には「ファインパーフェクトシーラー」等など、幅広い下地に対応できるのも魅力の1つだと思います。また、ポリマーハイブリッド効果により、塗料の伸びが良く、ローラーの塗料含みおよび転写性にもすぐれており、隠蔽(カブリ)も良く、飛散がしにくく作業性に優れているのでとても塗り易い塗料です。
低汚染性・防藻・防かび機能
下塗りから上塗りまでパーフェクトシリーズを組み合わせることで、緻密でなめらかな塗膜形成が可能になり、すぐれた高光沢を発揮できますので低汚染性「汚れを雨水で洗い落とす」を実現できます。もちろん艶消しから3分艶・5分艶・艶ありと艶選択も可能です。また、防藻・防かび機能も付いているので嫌な藻やカビから外壁を守ることが出来ます。
パーフェクトシリーズ上塗りは4種類。
〈外壁用〉1液水性ラジカル制御形「パーフェクトトップ」
〈外壁用〉1液水性ラジカル制御形(バラの香り付き)「パーフェクトトップローズ」
〈外壁用〉ターベン可溶1液ラジカル制御形「ファインパーフェクトトップ」
〈屋根用〉ターベン可溶2液ラジカル制御形「ファインパーフェクトベスト」
パーフェクトシリーズまとめ
いかがでしたか?日本ペイントパーフェクトシリーズ新グレードの「ラジカル制御形塗料」のパーフェクトシリーズは下地を選ばずオールマイティー。しかも高耐候。高い光沢性で汚れを寄せ付けない。下塗り塗料から上塗り塗料まですべてパーフェクト使用で高耐久!まさに日本ペイントの技術の集大成のようなこの「パーフェクトシリーズ」で塗り替えを考えてみたらいかがでしょうか?
こちらの塗料を使いたいと思ったらお見積の際にお気軽にお申しつけください♪
詳しくはメーカーホームページ【ニッペパーフェクトシリーズ】